2010.01.18

見積りのこと

Project25「泉本町の家2」実施設計が完了しました。
工事に必要な詳細図面(約50枚)をもとに、建設会社へ見積りを依頼しました。
今回は3社での競争となります。
計画当初の段階より工事費の概算金額は、これまでの経験で、床面積や仕様、
構造から設定し、クライアントと確認しながら進めていますが、やはり実際の見積りが
あがってくるまでは、どうかな・・・というところです。
こちらの予定金額の範囲内であればいいのですが、、、結果は2週間後です。

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最近では、多くの建築家がHPやブログなどを通して、設計料やコスト管理についての情報を発信されているようで、設計事務所に頼むと高くつくというイメージも、ようやく払拭されつつありますが、ここで、お金のことというより、見積りについて簡単に・・・。

一般的なハウスメーカーなどの見積りが、「営業・広告費」「設計費」「工事費」が全て含まれている金額で、内容も比較的ざっくりとしたものに対し、設計・監理契約と工事契約が別となる設計事務所の場合は、純粋に「工事」に関わる部分のみの金額提示となります。また、クライアントと共に時間をかけて作り上げた設計図には、細部までの指示も多く、その見積り書もかなり細かくなります。そして、数社の見積り内容を比較することによって、計画の建物についての適正な価格を知ることができます。各社が価格を競い合い、同時に提出する一発勝負の金額です。値引き交渉で決まる訳ではありません。ですから、この競争見積りには重要な意味があると考えていますし、これによって総合的なコストダウンを図れると思っています。
(このあたりの仕組み、お金のことについては、分かりやすくまとめて後日ホームページにアップする予定です。)

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