2009.01.09

古いカメラ

先日、なかなか寝付けない夜に部屋を物色していると、いくつかのアルバムが出てきました。
その中には、一時期はまっていたフィルムカメラで撮った写真があったのですが、
あらためて今のデジカメで撮った写真と見比べてみると、なんとなくフィルムの方が、
ほんのり素朴というか、空気感があるというか・・・とにかくいい感じな写真でした。
(上手な写真ではなく、雰囲気がいいということです・・・)

早速、押入の中からその時のカメラを引っ張り出してきました。
たしか8年前ぐらいに、中古カメラ屋で店主のオヤジに薦められるまま購入したカメラ。
「ニコマートFTn」店主曰く1972年製(だったと思う)。僕が生まれる前のものです。
買ってから数えるくらいしか使わず、ずっと押入に眠っていましたが、
状態はすこぶる良好で、カビもなく、露出計もしっかり動いてくれます。

090109

最近のコンパクトで高性能なデジカメはたしかに便利で、枚数を気にせずバシバシ撮って
いらないものは削除。データ化された写真はレタッチソフトを使って自在に編集できます。
ですが、このカメラでは一発勝負。慣れないと一枚撮るにも時間がかかります。
限られたコマ数の中、ちゃんと写っているかどうかさえプリントするまで分かりません。
(どんな状況でもとりあえずシャッターは切れます)

デジカメ写真はほぼPCで保存しているため、たまに画面上で見るくらいですが、
フィルムをプリントに出し、初めて仕上がりを見るのも楽しみです。
ずっしりと重いカメラを首から下げ、ゆっくり街を歩き写真を楽しむこと。今年、ひとつのテーマです。