2010.10.06

六甲枝垂れ

先週末、家族と神戸まで出かけてきました。ちょうど「六甲ミーツ・アート」という六甲山頂を舞台にした現代アートイベントの期間中で、とても楽しみにしていたのですが、あいにくの雨。ベビーカーを押しての移動は大変で、全体を見るのは止めて、外せない六甲枝垂れ(ろっこうしだれ)へ。
1010061
山頂に突然現れる奇妙な建物は建築家・三分一博志氏設計によるものです。
ここはただ景色を眺める展望台ではなく、季節や天候によって違った自然を感じる
機能を持った建築で、色々なしかけが考えられているようです。
1010062
この枝葉をイメージしたフレームの中に一歩入ると、屋外ながら包まれている安心感があり、
ほっとする不思議な空間が広がります。
1010063
風景を切り取る開口。低く抑えられた天井や洞窟を思わせるような素材の使い方など、
本当によく考えられています。
1010064
天井にポッカリ空いた穴を見上げながら座っていると、桧の香りに包まれた森林浴の気分になります。

小さな建築ながら、1度行っただけではガイドブックにある全てを理解することはできません。
四季、天候、時間、何度でも足を運びたくなるお気に入りの建築になりました。

ここには実際に体感しないと味わえない、ちょうどいいスケール感があるように感じました。
関西へ出かけるときはぜひ立ち寄ってみてください。(できれば人が少ない日に・・・)
詳しくはこちらで→六甲枝垂れウェブサイト

こちらもクリックお願いします→banner_13