疋田の家
2020.05
「回遊プランと視線の抜けで暮らしに広がりと豊かさを」
外壁と一体に見える特徴的な大きなひさしは、雨の日に少しでも濡れずに車の乗り降りがしたいという要望からできたかたちです。また、テラスには電動の外付けブラインドを設け、スラット(羽根)の角度と上げ下げ具合で道路面からのプライバシーを調整できる、変化するファサードとしました。平面計画では1、2階とも行き止まりのない回遊プランとし、床面積以上の広がりと生活しやすい動線を実現しています。また、視覚的な広がりと外との繋がりを意図し、玄関からダイニング、キッチン、テラスまでを大きな床タイルで連続させています。カーペット敷きのリビングスペースは、床に座って過ごすことも想定し、視線をあげるためあえて段差を設け少し高くしています。建物の北壁にあるソファーに座ると、南面へ視線が抜け、敷地の奥行を感じることができます。段差に腰掛け見上げると吹抜けからの明るい陽射しと大きな空を感じることができます。
受賞:ラップサイディングフォトコンテスト2020 オリジナル賞
掲載:家づくりナビ 2021年05-06月号
- 新築/木造2階建て
- 敷地面積:138.59㎡(41.93坪)
- 延べ床面積:114.52㎡(34.65坪)
- 家族構成:夫婦+子供1人
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